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診療について

痛くない治療のために、歯とお口と顎のトータルケア

治療の流れ

1.カウンセリング

カウンセリング

2.治療計画

治療計画

3.治療

治療

4.メンテナンス

メンテナンス

一般歯科

一般歯科とは、「小児歯科」、「矯正歯科」、「口腔外科」といった特殊な歯の治療以外を指しています。
その治療の多くが、保険の適用範囲内で行われる治療が多いため、保険診療=一般歯科という方もいらっしゃいます。

現在の一般歯科治療において重視されていることは、「患者さんの歯をできる限り残すこと」です。
当院も同じ考え方で、治療を行っています。
理由としては、「自分の歯の本数」と「健康状態」とに有意の差が出ており、歯が残っていればいるほど、健康体である可能性が高いからです。
ご存知の方も多いと思いますが、1989年に厚生労働省と日本歯科医師会から、「8020運動(ハチマル・ニイマル)」というものが打ち出されました。この運動は、「80歳まで最低20本は自分の歯を残すこと」を目標にしています。

ちなみに、現時点において、75歳の2人に1人は、総入れ歯。
80歳では、平均5本しか歯が残っていないというデータがあります。

ここ数十年で義歯・入れ歯も大きく進化していますが、それでも天然の歯に比べると、咬合力や味覚(異物感)、更にはメンテナンス性など及ばない部分があります。
ですので、いつまでもご自身の歯でお食事を楽しみ、豊かな生活を営んで頂けることを、歯科医師として心より願っております。

そのために必要なのが、早期発見・早期治療です。
初期の虫歯はエナメル質の溝の中にできますので、知覚の無いエナメル質内の虫歯であれば、痛みもなく簡単に治療できます。
しかし、自覚症状がおきてから治すことになると、費用も時間もかかり、痛みも伴います。
「痛くなってから歯医者へ」という方が少なくありませんが、一番良いのは「痛くなる前に歯医者へ」です。
皆さんが美容室や床屋に定期的に行かれるように、3ヶ月に一度は歯科へ定期検診にいらして、お口の中のチェックを行われることをお勧め致します。

虫歯の進行

歯周病治療

「歯周病」という単語はよく聞くと思いますが、一般の方でちゃんと説明できる人は多くないと思います。
「歯周病」とは、歯垢(プラーク)に含まれている歯周病菌に感染し、歯を支える歯茎と顎の骨が破壊される病気です。
症状で言えば、歯ぐきの炎症に始まり、歯の周りの骨が溶け、徐々にぐらつき、最終的には歯は抜け落ちてしまうというものです。
実に日本人のおよそ半数以上が、この「歯周病」で歯を失っています。

「歯周病」は「むし歯」と並んで、口腔内の二大疾患の1つでもあります。
むし歯は好気性なので、空気のある歯の表面についている歯垢の中で繁殖します。
一方、歯周病は嫌気性なので、空気に触れない歯周ポケットの中で繁殖するのが特徴です。

さらに厄介なことに、歯周病菌は強い毒性をもった物質を出す悪玉細菌が多いため、血液などを介して全身の健康状態に悪影響を与えることが、最近の研究結果で分かってきています。
具体的な病名を挙げれば、「肺炎」、「心臓病」、「脳出血」、「認知症」、「糖尿病」、「早産」、「低体重児出産」、「インフルエンザ」等など。
上記の病名からも分かる通り、歯周病は単に歯を失うばかりではないのです!

しかし、歯周病は治すことができる病気です。
初期段階であればあるほど、進行を食い止めることが容易になります。

  • 最近、口臭が強くなった気がする
  • 歯磨きなどで歯茎から出血する
  • 口の中がネバネバする
  • 歯茎(歯肉)が腫れている
  • 歯茎(歯肉)が赤、もしくは紫色になっている気がする
  • 硬いものを噛むと痛みがある
  • 歯に物が挟まりやすくなった

といった症状は、歯周病のサインである可能性が高いのです。

また、喫煙者の歯周病進行速度は、非喫煙者の7倍とも言われています。
タバコの煙は、口腔粘膜や歯周組織に傷をつけ、唾液も減少して歯垢がつきやすくなるといったことがあります。
もちろん、非喫煙者でも、加齢や不健康な生活により、体の免疫力が低下し、歯周病になりやすくなることもあります。
ですので、初期症状が疑われる場合には、お気軽に歯科医師へご相談ください。

歯周病

口腔外科

口腔外科歯科医院において「口腔外科」と言えば、代表的なところで、「親知らずの抜歯」や、「歯周病の外科手術」が挙げられます。
ただ、「口腔外科」というのは、その特異性としてお口の中はもちろん、顎、顔面ならびに、その近隣組織に現れる疾患の外科治療を領域とします。
一般外科の一分野であると同時に、歯科の一分野でもあり、その受け持つ範囲はとても広いのです。

当院で、口腔外科として最もご相談が多いのは、「親知らず(の抜歯)」です。
親知らずは、永久歯が生えそろった後に生えてくる歯で、正式には「第三大臼歯」と呼ばれます。
通常、20歳前後から、上下左右の奥歯の一番奥に合計四本が生えてきます(生えてこない人もいます)。
現代人の小さくなった顎では、親知らずが生えてくるスペースが充分でないことが多いため、斜めに生えたり一部歯ぐきに埋まったままだったりします。

なかには、抜く必要がない「親知らず」もあります。
しかし、痛みがあったり、虫歯だったり、ほかの歯や口腔内に悪影響をおよぼしそうな場合は、レントゲン撮影を行い、抜歯をお勧めすることもございます。
もちろん、いきなり抜いたりは致しません。
抜歯の際には、必ず充分なご説明を行い、患者さんにご納得頂いた上で、初めて施術を行いますので、ご安心ください。

つづいて、歯周病の治療としても、外科手術を行う場合があります。
歯周病も初期の場合、歯や歯の周りを清潔に保つような治療を続けることで、直すことが可能です。
しかし、歯周病が進行しており、歯周組織の破損がひどい場合には、組織を回復させる外科手術が有効なケースがあります。
それでも重症化した歯周病は、残念ながら抜歯が必要になることもございますので、ご自身が歯周病であることを認識されている方は、一日も早くご相談ください。

TMD(顎関節症)治療

顎関節症お口を開け閉めすると痛い・音が鳴る・ガクガクするなどの症状はTMD(顎関節症)の可能性があります。症状を確実に捉え、治癒に導いていきます。
TMD(顎関節症)は、特に女性が発症しやすく、最近では精神的ストレスなどが原因の一つであるといわれています。
TMD(顎関節症)は、日常生活にさほど支障がないので放置されがちですが、できるだけ早めに治療することが有効です。ご相談ください。

小児歯科

小児歯科「小児歯科」とは、名前の通り、お子様のための診療科目なのですが、「一般歯科」と何が違うのでしょうか?
実は大人の歯と、子供の歯とでは、かなり違いがあるのです。
そのため、敢えて「小児歯科」という科目があるのです。

子供の歯は、乳歯です。
いずれ生え替わる歯ではあるのですが、乳歯がむし歯になると、後から生えてくる永久歯の歯並びが悪くなったり、むし歯になりやすかったりするのです。
むし歯がなく、綺麗な歯並びで、しっかりと食べ物を噛めるというのは、肉体的にも精神的にも健康な生活を送るための基本となってきます。
興味深いデータとして、子供の歯が勉強やスポーツに与える影響も数多く報告されております。

しかし、特に子供は歯医者が嫌いです。
むし歯になっても、かなり痛みが出るまで、自分からあまり「歯医者に行きたい」とは言い出さないでしょう。
お子様の将来のためにも、是非親御さんがご本人以上に気にかけてあげてください。

当院では、ブラッシング指導や定期的なフッ素塗布はもちろん、きれいな永久歯を正しい位置に生やすことが出来るように、歯並びの観点からも治療・ご相談を承っています。
お子様の場合は、歯科医院・歯科医師を怖がるようになると余計治療が難しくなります。
できるだけ早い時期にご相談いただき、歯科医院・歯科医師の雰囲気が怖くなくなるように通院して頂ければと思います。
そのためにも、「むし歯になってから来院」ではなく、「むし歯予防のための定期的な来院」をお勧め致します。
お子様にとって、歯医者というのは「痛くて怖い場所」でなく、「痛くならないように予防してくれる場所」だと感じて貰えるようになれば嬉しい限りです。

予防歯科

予防歯科歯科医院のあり方が、「治す」ことよりも、「予防」することにシフトしています。 昔は「Cure(どう治療するか?」が真っ先に考えられていたのですが、今では「Care(どう予防していくか?)」が主流になりつつあります。
実はこの流れ、日本だけでなく、世界標準としての話です。
むしろ、日本は先進国の中では遅れている方なのです。

むし歯、歯周病の治療方法がどんなに進化していると言っても、健康な天然の歯が一番不便がないですし、1度無くなったものを100%元通りするというのも困難です。
そういう意味でも、歯に最もいい状態は、虫歯や歯肉炎・歯周病などお口のトラブルを発生させないように予防することです。

とはいえ、ブラッシングが上手で、毎日ちゃんと磨いている人でも、大なり小なり磨き残しが発生しています。
そしてその汚れは少しずつ溜まっていき、むし歯や歯周病の原因となるのです。
それに対して、予防歯科の中心となるのが、『P.M.T.C』と呼ばれる歯科衛生士などの専門家による歯のクリーニングです。
P.M.T.Cでは、専用の機械を使い、ブラシの届きにくい歯の隙間はもちろん、表面もツルツルに磨きますので、歯垢がつきにくくなり、虫歯や歯周病の予防にもなります。
歯の表面の着色(タバコのヤニや茶渋)が取り除かれ、歯がキレイになる効果もあります。

ちなみに、予防歯科に関して先進国であるスウェーデンでは、子供でほぼ100%、大人でも80%の人が定期的にP.M.T.Cを受けています。
その結果、むし歯の数は日本の半分以下、歯周病に関しては、4分の1以下なのです。

繰り返しになりますが、予防歯科にチカラを入れることは長い目で見てもメリットが多く、

  • むし歯の早期発見に繋がりやすく、結果として痛い思いをしなくて済む
  • 人生トータルでの歯に掛かる費用が安く済む
  • 一生自分の歯で噛める確率が高くなる(食べ物を美味しく味わえる)
  • 自分で気付きづらい「口臭」への対策になる
  • 歯を白く保ちやすい

といったことが見込めます。
予防歯科は、本当に良いことずくめですので、是非3~6ヶ月に1度は歯科医院にご来院頂くことをお勧めしております。